「私立理系はやめとけ」とよく耳にしますが、実際のところ、その背後にはどのような理由が隠されているのでしょうか？
本記事では、公立と私立の教育の質の差、学費の問題、単位取得の難しさなどを解説。
理系や私立大学のデメリットだけで判断するのではなく、自分にあった進路選択のポイントをしっかり把握することが大切です。
「私立理系はやめとけ」と言われる理由
公立と私立の教育の質の差
公立大学は一般的に入試が難しく競争率も高いため、一定の学力を持つ学生が集まる傾向があります。
一方、私立大学の中には入試のハードルが低いところもあり、学力にばらつきが見られる場合も。
このため、一部の人々は公立大学の方が教育の質が高いと感じることがあります。
学費が高くなる。国立大学との差は2倍以上！
私立大学の学費は公立大学に比べて高額になることが一般的です。
特に理系の学部は実験設備や研究費がかかるため、学費がさらに高くなることも。
例えば、国立大学の理系学部のが学費は、約50万円～80万円程度です。
一方、私立大学の理系の場合、約100万円～200万円程度となっています。
※一般的な傾向に基づいた金額であり、具体的な学費は各大学によって異なります。
実際に学費が高いからやめとけとの声も確認できます。
理系学部の高額な学費が、家計に負担となる家庭も多いため「やめとけ」と言われています。
単位取得が難しい。留年すると金銭面でも負担
私立理系の大学では、テストやレポートの採点が厳しいことが多いです。
つまり、高い点数を取るためには、しっかりと勉強しなければなりません。
また、難しい実験や研究があり、高度な専門知識や技術が求められます。
さらに授業内容も多いです。
1つの学期に多くの内容を詰め込む大学も多く、学生にとっては各科目に割ける時間が限られ、理解を深めるのが難しくなることがあります。
入学時の学生の学力に差があるため、基本的な知識が不足していると、授業についていくのが難しくなり、留年してしまう学生もいます。
私立理系は学費も高いため単位数が足りなく留年すると、金銭面での負担もかかってしまいます。
女子の比率。男子は出会いの機会が少ない
理系の学部や学科は男女比が偏っていることが一般的です。
大学や理系の中の学部・学科によって男女比の差はありますが、理系全体で見れば女子学生の割合は2～3割程度と低い状況です。
特に工学部などは男性学生が多く、女性学生が少ないところも。
文系学部の5～6割に比べると交友関係での男女バランス感は劣ります。
このため、恋愛の機会が少ないと感じる学生もいると言われています。
理系の男子学生で出会いを求めるのであれば、大学以外での出会いを求める必要があるかもしれません。
例えば、ハッピーメールなどのマッチングアプリなどを利用することも一つの手です。
私立理系に入学はやめとけと言われたときの解決策
公立の理系大学を目指す。効果的な学習方法がある
公立の理系大学を優先すると、主に経済的な負担の軽減、教育の高い質、社会的評価の高さ、豊富な研究機会などが理由としてあげられます。
公立大学は一般に学費が私立大学より低く経済的負担が低くなります。
また、教育や研究設備も充実していることが多いため、特に理系分野での学習には適しています。
最新の研究に触れるチャンスも多く、将来研究者や専門家になりたい人にとっては、とても良い環境です。
そして、いろいろな人と出会えて、広い人脈を築くことができます。
さらに公立大学出身者に対する社会的な評価は高く、就職活動においても有利に働きます。
効率的に学習すれば国公立の理系も間に合う
理系への進学を目指すのであれば、学力だけで公立進学を諦める前に対策を行っていきましょう。
例えば、スタディサプリなどのアプリを利用した学習対策もおすすめです。
自分のペースで学習ができ、時間と場所の自由度が高いです。
1回約15分のプロ講師の神授業で効率的に学習ができます。
スタディサプリなら国公立対策レベルの講座も充実しています。
アプリの利点を活用して、効果的に学習を進めることが、国公立の理系大学を目指すための良い手段となります。
評判や研究の質が良い私立の理系を選ぶ
私立の理系が全てダメだというわけではありません。
実は、一部の私立大学は研究の質や評価でトップクラスのものも。
詳しく調査をすると、特定の分野で非常に評価が高い大学も見つかるかもしれません。
大切なのは、一般的な評判に流されず、自分の研究したいテーマや目的に合った大学を選ぶことです。
大学の名声よりも自分の興味や目的で選ぶ
結局のところ、大学選びで最も大切なのは、自分の心の声に耳を傾けること。
名前だけで選ぶのは危険です。
真に学びたいこと追求したいテーマがあるなら、それをサポートしてくれる大学を選ぶべきであり、感情的な部分も大切です。
自分の居場所を感じ、楽しみながら学べる環境を見つけることが、大学生活を充実させる秘訣かもしれません。
まとめ
私立理系への「やめとけ」の声には複数の理由があります。
特に学費面の経済的負担と、専門科目の難易度や単位取得競争の激しさには注意が必要です。
しかし、一概に私立理系大学を避けるべきというわけではありません。
教育の質が高く、研究に強みを持つ私立大学も存在しますので、大学選びは自分の目的や興味に基づいて行うべきです。
大切なのは、流行に左右されずに、理系への自分の興味と向き合うこと。
あなたらしい進路選択で充実した大学生活を送っていきましょう。
