ネガティブなことばかり言う人に疲れる・きつい理由。楽になる上手な付き合い方

ネガティブなことばかり言う人は疲れるのアイキャッチ

「ネガティブなことばかり言う人」といると、なぜきついと感じ疲れるのでしょうか。

本記事では、背後にある心理的な理由を詳しく解説します。

ネガティブな言葉の影響を最小限に抑え、自分の心の健康を守るヒントもご紹介します。

目次

ネガティブなことばかり言う人はきつい・疲れる理由

  • ネガティブ思考に引き込まれる
  • 一緒にいて疲れる
  • 前向きになれず防御態勢になる

などの理由からしんどいと感じます。

ネガティブ思考に引き込まれる

ネガティブな人は、自分だけでなくあなたにもネガティブな影響を与えます。

人間関係の中で、感情は密接に繋がっており、他人の感情が自分に影響を及ぼす現象があります。

人間は、周囲の人と協調しようと無意識に圧力を感じます。

ネガティブな人と接していると、考え方や価値観に同調しようと、自分もネガティブな思考に陥ってしまいやすくなります。

ネガティブな人と接していると、ネガティブな情報ばかりに注目しやすくなるのです。

すると、物事の意思決定をするときに、ネガティブな情報ばかりで判断して決定してしまう認知バイアスが起こります。

このように、ネガティブな人と接していると、自分がネガティブな思考に陥ってしまいます。

職場でのマイナス思考は家庭にも影響する

例えば、常に仕事の進捗状況を心配し、不安を口にするネガティブな同僚がいるとします。

すると、チーム全体の雰囲気が悪くなり、仕事に集中できなくなってしまいます。

または、議論が停滞し、生産性が落ちてしまうこともあるでしょう。

部下がいれば部下は萎縮してしまい、モチベーションも低下してしまいます。

さらに、グループのメンバーが帰宅後も不満を引きずることで、家庭の雰囲気まで悪くしてしまうかもしれません。

一人のネガティブな言葉が、あなたの感情や行動に影響を及ぼし、組織全体のムードを下げる可能性があるのです。

一緒にいて疲れる

ネガティブな言葉に囲まれると、心や体はそれらの言葉からエネルギーを奪われてしまいます。

人間には、他者の感情を理解し共感する能力があります。

ネガティブな人の話を聞くと、共感によって自分も負の感情を体験し、エネルギーを消耗してしまいます。

共感能力が高い人ほど、他人の苦痛に共感しすぎてしまい自分自身が疲れてしまうのです。

自己評価も下がり悪循環に陥る

常日頃からネガティブな言葉ばかりを受け取っていると、自分に自信を失い自己評価が下がってしまいます。

さらにネガティブな人は、他人と自分を比較する傾向があります。

自分よりも優れている人を常に意識していると「自分ばかり評価されないから疲れた」と自分自身に対して劣等感を感じやすくなります。

また自己肯定感が低いと、ネガティブな思考に陥りやすくなり、さらに自己肯定感を低下させ、悪循環に陥ってしまいます。

ネガティブな言葉ばかりと聞いているとやる気が起きず、仕事の効率も低下してしまうこともあります。

前向きになれず防御態勢になる

ネガティブな言葉が続く状況では、自然と心が防御態勢に入ります。

否定的な言葉や態度から自分自身を守ろうとする心の反応のためです。

例えば、会議中にネガティブな意見が多く出された場合、参加者は自然とそのテーマに対して消極的になります。

また、自分の意見を言いにくくなり、新しいアイデアや提案が出にくくなる可能性もあります。

他の参加者から否定されるのを恐れ、自らを守ろうとするからです。

さらに、ネガティブな言葉ばかりに囲まれていると、新しいことに挑戦する勇気が失われます。

「何をしても否定されるだろう」という先入観ができてしまい、自分の可能性を狭めてしまうかもしれません。

防御態勢になると、自分の成長や発展が妨げられるだけでなく、チーム全体の生産性や創造性も低下する可能性があります。

ネガティブなことばかり言う人が職場にいる場合

職場にいるネガティブな人の言動は、仕事や人間関係に悪影響を及ぼす可能性があります。

モチベーションや生産性が低下する

ネガティブな人の言動は、周囲の人々のモチベーションを低下させてしまいます。

常に否定的な言葉を浴びせられたり、愚痴や悪口を聞かされると、職場の雰囲気を悪化させ、仕事へのモチベーションが失われていきます。

職場でのモチベーションを下がると、集中力や創造力を低下させます。

常に不安や心配を感じている状態では、仕事に集中できず、生産性が低下してしまいます。

離職率が高くなる

ネガティブな職場環境は、人材流出の原因にもなります。

熱心に仕事に取り組めなくなり、優秀な人材が次々と離職してしまう恐れがあります。

優秀な人材ほど、ネガティブな環境から離れたがろうとする傾向があります。

職場での環境はなかなか変えられない部分でもあります。

現在の職場での環境が変わらないのであれば、転職をして環境を変えることも検討しましょう。

ネガティブな職場では能力は発揮できない

ネガティブな人ばかりの職場環境に改善の見込みがないのであれば、別の職場で新しいスタートを切ることも一つの方法です。

なぜならば、今の会社で自身が成長することもできず、自身のメンタルまでも疲労してしまうためです。

ネガティブな人がいない会社で、自分の能力や経験を活かしていくことが大事です。

まずは、転職情報サイトから、他にどんな職場があるのかを探していきましょう。

例えばLIBZ(リブズ)は、あなたの実力での活躍を叶えるジョブマッチングサービスです。

あなたに興味を持った企業のみと出会えますので、効率的に転職活動を進めることが可能です。

ネガティブな人ばかりの職場環境に不満があるのなら、転職を恐れずに実力が発揮できる職場での可能性を探ってみましょう。

自分を守る!ネガティブなことばかり言う人への対処法

自分を守るためにもネガティブなことばかり言う人との付き合い方を知っておきましょう。

距離を置く。コミュニケーションは必要最低限に!

ネガティブなことばかり言う人とは、適度に距離を置いていきましょう。

必要最低限のコミュニケーションに留めるなど、物理的に距離を取っていきましょう。

例えば、ネガティブなことばかり聞かされているときは、その場を離れる、話題を変えるなどの方法があります。

自分自身の精神面を守るためには、できるだけ交流時間を短くして距離を置くことが重要なポイントです。

話を聞き流す。感情的にはならない

ネガティブな人の話を真摯に受け止めず、聞き流すことが大切です。

例えば、挨拶のように疲れたとばかり言う人に対しては、毎回真に受けて返答する必要はありません。

聞き流す練習をしたり、相手の言葉に真摯に耳を傾けないようにすることで、ネガティブな影響を受けにくくなります。

決して、相手のネガティブな発言に感情的にならないことです。

ネガティブな言動に反発したり、議論を始めると発言内容がエスカレートしかねません。

冷静に対応し、感情的にならないよう心がけましょう。

ポジティブな言葉を使っていこう

ポジティブな言葉を使って、環境を少しずつ変えていきましょう。

感謝の言葉を使うと、自分も相手も気持ちが明るくなります。

ネガティブな人に対しては、前向きな言葉をかけていきましょう。

相手の気持ちに共感を示す。ただしやり過ぎに要注意!

ネガティブな言葉の背後には、相手の悩みや不安があるかもしれません。

ネガティブな発言の背景にある不安や悩みに共感を示すと、相手の気持ちが穏やかになる場合があります。

しかし、ネガティブなことばかり言う人は何に対してもマイナス思考である場合もあります。

あなたが共感を示すことで、逆に攻撃的になる人や依存してくる人もいますので、過剰な共感は控えめましょう。

ネガティブなことばかり言う人の心理

ネガティブな発言を繰り返す人の心理としては、以下のようなことが考えられます。

不安感や恐れ

ネガティブな発言は、不安や恐怖を隠すための防衛策でもあります。

自信がない、将来が不安、失敗が怖いといった気持ちから、ネガティブな言葉で自分を守っているのです。

これから行うことをマイナス思考で考えていると、ダメだったときの言い訳にも使え自分を守ることに繋がります。

ネガティブな考えで自分を防衛しているのです。

自己肯定感の低さ

自己肯定感が低い人は、自分の良い面を見つけめることができず、常に悪い面にばかり目が向いています。

自分を守るため、マイナス思考になることで、失敗への不安から自分を守ろうとしています。

承認欲求

ネガティブな発言で周囲の同情を誘ったり、注目を集めようとしている場合もあります。

ネガティブな発言で周りの注目を引き、自分の存在感を主張しようとする心理があります。

自分に自信が持てず、周りから承認されたいという欲求が強いため、批判的な発言で注目を浴びようとするのです。

過去のトラウマや性格

過去のトラウマが原因で、ネガティブな思考パターンに陥っている人もいます。

過去の失敗体験などの経験からマイナス思考に繋がっている場合もあります。

また生まれつきネガティブな性格の人もいます。

性格は簡単には変えることはできませんが、ネガティブな思考パターンを認識し、改善しようと努力することは可能です。

ネガティブな人との付き合いがしんどい時のまとめ

ネガティブな人と接する際は、精神的な疲労や悪循環を防ぐために、適切な対応が求められます。

マイナス思考の人とは、適度に距離を置き、必要最低限のコミュニケーションに留めることで、ネガティブな影響を受けにくくなります。

話の内容を真摯に受け止めず、聞き流すことも重要です。

相手に感情的に反応せず、冷静に対応することで、ネガティブな思考に引き込まれるのを防ぎましょう。

職場にネガティブな人ばかりいると、様々な悪影響が考えられます。

相手が上司の場合は環境が変わることへの期待は薄いです。

環境が変わらないのであれば、転職などの選択肢も考えていきましょう。

ネガティブな発言を繰り返す人には、不安感や恐れ、自己肯定感の低さ、承認欲求、過去のトラウマや性格などの心理が隠れている可能性があります。

ネガティブな人の心理を理解することで、適切な対処法を選択し、円滑な関係を築ける可能性もあります。

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