簡易水冷はやめとけ!意外な落とし穴とリスクを知っておこう

簡易水冷やめとけのアイキャッチ

コンピュータや一部の機械に使われる簡易水冷。

ですが「簡易水冷はやめとけ」と聞いたことがある方も多いかもしれません。

簡易水冷という言葉には、先進的で効率的な印象を持つかもしれませんが、導入には注意が必要です。

簡易水冷を「やめとけ」と言われるリスクと問題について、分かりやすく説明します。

目次

簡易水冷は「やめとけ」の理由

簡易水冷システムには、いくつかの「やめとけ」と言われるデメリットがあります。

漏水の危険性

簡易水冷は水を使っているため、中の冷却液が漏れてしまう事故がごくまれに起きてしまいます。

もし漏水した場合は、CPUやその他機器への深刻なダメージを引き起こすことがあります。

修理費用がかかるだけでなく、大切なデータを失う恐れも。

空冷ファンよりコストがかかる

簡易水冷は、一般的な空冷ファンよりも高価で、設置や保守にもお金がかかります。

システムの複雑さから、冷却性能に対する価格は空冷と比べて大幅に高くなっています。

コストパフォーマンスを考えると、導入しづらいのがデメリットです。

CPUソケットの温度が上がることがある

簡易水冷システムは、ヘッド部分にファンがないため、CPUソケットの周囲にエアフローが発生しにくく、電源回路の温度が上がることもデメリットです。

小さな水冷はメリットが小さい

140mmラジエーターの水冷までの冷却力なら空冷でも十分得られるので、小さな水冷はメリットが小さいです。

簡易水冷システムが本領を発揮するラジエーターは240mm以上となります。

メリット

簡易水冷システムには、いくつかのメリットがあります。

空冷よりも高い冷却性能がある

簡易水冷システムは、空冷よりも高い冷却性能があります。

水が空気よりも温まりにくいため、効率的に熱を伝えることができるからです

そのため、CPUの温度を低く保つことができ、オーバークロックなどの高負荷状態でも安定した動作が可能です。

ラジエータとファンの設置場所の自由度が高い

簡易水冷システムは、ラジエータとファンの設置場所の自由度が高く、吸気や排気などケースのエアフローに合わせて取り付けられるのもメリットです。

CPU周辺の大型部品類やメモリなどと干渉しない

CPU周辺の大型部品類やメモリなどと干渉しないこともメリットです。

ソケット周辺の部品類やメモリなどとの干渉が少ないため、初心者でも扱いやすいです。

静音性が高い

簡易水冷システムは水で部品を冷やすため、大きなファンを必要としないことが多いです。

そのため、動作音が非常に小さいのが特徴。静かな環境での作業やゲームが求められる場合に最適です。

簡易水冷はやめとけの結論

簡易水冷は一見魅力的に見えるかもしれませんが、漏水の危険性や保守の困難さ、コストの問題など、様々な「やめとけ」とされる理由があります。

一般の人には、通常の冷却ファンなど、より安全で手軽な冷却方法の採用をおすすめします。

専門的な用途や、特殊な状況下での使用を考える際には、プロの意見を求めることが賢明です。

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